パワハラの象意

 生きていれば、時には理不尽な思いをしたり、いわれのない濡れ衣を着せられたりする出来事に遭うものです。

 

 納得いかないことがあったとしても、それはその人が引き寄せたものであったり、そういう業を抱えていれば、自ずとそのトラブルに遭遇するプログラムが組み込まれているものです。

 

 インド占星術においては、パワハラを表す星は、必ず火星の象意が入ります。直接的に星が在住していなくても、コンビネーションやあるいはアスペクトによって、その象意が発揮されてしまうことがあります。

 

 では、なぜパワハラという象意が出てきてしまうものなのでしょうか。

 

 そもそもパワハラを起こしてしまう心理的要因としてはいくつかの現象が挙げられます。

 

 パワハラをしやすい人の特徴としては、①完璧主義な人、②自信のない人、③気分屋、④自己中心的な人、⑤他責的な人、⑥独善的な人、⑦自分もパワハラの被害者だった等・・・が挙げられます。

 

 このパワハラの星の影響においては、火星のほかに太陽のコンビネーション、あるいはアスペクトが最もパワハラを象徴する星の影響であると考えられます。

 

 第1室ラグナに火星と太陽のコンビネーションをイメージしてみましょう。単純に考えて、火星の象意は「エネルギッシュ」「力」「熱意」「活動」「戦う」等があります。続いて太陽はどうでしょうか?「プライド」「尊敬」「父親」「王様」「リーダー」「上司」等の象意があります。この2つの星の象意を合わせると・・・。

 もしもこのエネルギーがプラスの方向へ働くとしたら、「24時間戦う社長」「熱心な上司」「熱血父さん」的になります。そしてこの反対のマイナスエネルギーになるとパワハラになります。

 この象意のあるホロスコープにある人は、このエネルギーをうまく使わなければ、たちまちパワハラ上司、パワハラ父さん、パワハラリーダーになります。こうなると、周囲から「パワハラを受けた!」と訴えられ、社会から失墜させられてしまうリスクがあります。

 自分のホロスコープを知り、自分の運命プログラムと自分の生まれ持った性格をよく知ることで、自分のマイナスな部分、短所をうまくカバーしながら、人生を歩んでゆけるようになれば、ずっと生きやすくなります。

 より良く生きるための一助として、ぜひインド占星術を活用していただければ幸いです。

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