幸せへの近道は○○すること
「○○のせいで」「○○がなければ」という事を言って、周囲に愚痴や不満を漏らしては、その場での心の葛藤を解消しようとする人を良く見かけます。
○○の中には、「親」とか「家族」「病気」「障害」「上司」「部下」「友達」等、あるいはその時起きた不遇の状況などが当てはまるでしょうか。
これは、すべて自分以外の外の世界に原因を作っています。すべて自分の身に起きたことが人のせいだったり、環境のせいだったりにし続けている以上は、幸せはやって来ません。
「幸せ」はなるものではなく、自らが感じることであり、それを自分の中で感じ切らない以上は、「ああ、自分は幸せだ」と思うことはないことでしょう。
ですから、幸せになるためには、あるいは幸せを感じるためには、自らの感じ方や捉え方を変えていく必要があります。
つまりは、自分が変わることなのです。
例えば、毒親に育てられて、自己肯定感を持てずにいたとしましょう。
どうしたら自己肯定感を持てるのか。
それは、先ずは自らを認めてあげることです。自己否定の人は自分を認めること、肯定することが苦手です。
自分でその自己肯定感を持てるようになるために、一人では難しい場合は、他者の助けを借りて、自己肯定感を持つことが可能になります。
カウンセリングは、そのためにあるのです。
カウンセラーは、相談者の鏡となり、相談者の伴走者となり、常に半歩下がって、相談者自らが自分を支えられるように、相談者の心に寄り添います。そして、自分で自分を認め、自らを支えられるようになったら、カウンセラーの元を離れ、
自分の足で歩いていくことができるのです。
愚痴っぽい人、何でも人のせいにする人は、心が幼い子どものままで、心が成長していない人だと言えるでしょう。
気の毒な人とも言えますが、心の成長を放棄して愚痴を言って楽をしてきた人、成長する努力を怠った人とも言えます。
その人の感情の責任など、本当は誰も負うことができないのです。相手の感情の責任を取ってしまうと、どんどんとマウントされてしまいます。
ですから、愚痴っぽい人だと気づいた時点で、少しずつでも距離を取って離れ、その人が自分の責任を自分で引き受けられるようにすると良いでしょう。
人は誰しもが自らの責任は自らが引き受けなければいけない生き物なのです。
自分の感情に責任を取り、自らが幸せと感じられるよう日々努力することが大切なのです。


