真実はいつもひとつ?

ここ近年では冤罪や政治家により裏金問題、芸能人のわいせつ問題等、本当にそのようなことを犯したのか、それとも冤罪なのか、なんなのか良く分からないことが多々起きているように思います。

 冤罪で言えば、つい最近では袴田巌さんの50年ぶり無罪判決があったり、化学製品制作会社の冤罪事件などがありましたが、どちらも警察側による証拠捏造によって冤罪とされたケースです。

 何のために証拠を捏造するのか?それは警察個人の自分の成績実績作りであり、ただの自己利益のためにそのようなことをしたわけであり、断じて許されることではないと思います。自分の利益のために罪もない人を犯罪者に仕立て上げ、その人の人生と尊厳を奪うなど到底許すことのできない悪業を、国民を守るべき立場の人たちがしているのです。

 政治家も然りです。国民のために働くべき人が、私利私欲のために国会議員をやっているのですから、これも到底許されない悪業を積んでいるのです。

 芸能人は、別に芸能人がどのような私生活を送ろうとも基本的に私たちには関係のないことではありますが、公の場に出る機会が多い以上は、人の模範となる立ち振る舞いを求められるのが常であります。もしも、たとえば芸能人がわいせつ行為をしたとして、それが芸能人だから許容されるとしたら、どうでしょう。倫理や規範が必要ない社会になってしまいます。そのような意味では、有名人の方はやはりある程度社会のルールに則った立ち振る舞いをしなければならないことでしょう。

 社会はこのような法律やルールを守ることで、自分も相手も守られるものでなくてはならないのが基本です。

 しかし、特別な立場で権力を持っているからといって、ルールを破るようなことをしていては、無法地帯の国と化しても皆がそれを許されるということにつながります。

 ですから、政治家の裏金問題も、冤罪も、わいせつ行為等も基本的には許されてはならないことであり、真実を追求し、犯した行為については罰を与える必要があります。

 そのようなことを考えると、裏金を作る時や証拠を捏造する時、わいせつ行為をする時などは、人に見られない時間、空間、仲間がそろって行われていることになります。

 その外部から見えない状況で行われたことを、どこまでそれが真実として証明できるのかは、大変難しいものであると思います。

 霊視能力や透視能力でもなければ、難しいくらいのことだと思います。それを、裁判の場合は、証拠と証言、それを文章化されたもので判断する訳ですから、ひとつ何か間違えば、たちまち全く異なった判決になってしまうことさえ起きるのです。

 それを考えると、その時、その場所で、何が行われたかを、正確に確実に証明するのは極めて難しい作業だと思うのです。

 それゆえ、「真実はいつもひとつ!」ではあるけれども、それを正確に確実に現すためには、全くその時の同じ状況を私たちが目撃しなければならないものです。

 

 ですから、私たちは、本当は目に見えることばかりにとらわれずに、目に見えないところで何が起きているのか、そこを見極める力を養う必要があります。

 真実はいつもひとつなら、その目に見えないところはどうなっているのかを考える必要があります。それは、情報の内容を精査する力も然りです。

 インターネットには情報に溢れすぎていて、一体どの情報を取り込んだらよいのか分からなくなるほどに、情報だらけの画面を私たちは日々眺めています。

 皆さんは情報をどのように集めていますか?何に注目していますか?その情報をどのように扱いますか?それは本当に必要な情報ですか?

正しいものの味方、捉え方を今一度どのようにして養えば良いかを考える必要に迫られる時代になりました。

占星術も自己利益とお金儲けのために適当に甘言を言う占い師と、真摯に相談者に向き合い、そして相談者の幸福のための助言と励ましをする占星術師がいます。

どのように占星術師を選ぶかはあなた様次第です。見極める力を身につけていきましょう。

\ 最新情報をチェック /