眠れない人の出生図はどうなっているの?
インド占星術において、第12室は悪い部屋のひとつとされていますが、不眠症の方の場合、だいたい第12室が良くない状態になっていることが多いです。
第12室は「失う」「死」「ベッド」の象意がありますが、「睡眠」の象意もあるハウスです。
不眠症に悩まされる方は12室がどのような状態になっているのかを見ると良いでしょう。
精神科の世界では、睡眠障害が起きるとたちまちメンタル面に不調をきたすことで知られています。特にうつ病の方はそうですが、うつ病に限らず精神障害などはだいたい不眠を生じると症状が悪化します。
そうなると、インド占星術的に見るのは第12室の状態と、さらに月の状態を見る必要があります。
月は「心」の象意がありますので、月が悪いポジションにあれば、その人は精神疾患を患わせやすい運命プログラムを持っていることになります。
その対処については、人によってさまざまですが、場合によっては医療の手助けを要することもあり得ます。
人生の役3分の1は睡眠で過ごすことになっています。睡眠を軽く扱ってはならないことが、これだけでも言えることでしょう。
そして、生活リズムもできるだけ崩さないことで、安寧な人生を送りやすいです。
心と体は一如であり、健全なる魂は健全なる肉体に宿るとも言います。
したがって、良いホロスコープであったとしても、自分の心身のケアに注力すること、エネルギーを注ぐことは、生きていくうえでの非常に大切な営みでもあります。
不眠に悩まれている方、メンタル面にトラブルを抱えている方は、自分自身を良く観察し、必要に応じてはインド占星術でご自身のホロスコープがどのようになっているのかを知ることで、より過ごしやすい方法を見つけていくことも自分を大切にすることにつながるのではないでしょうか。