小さき人の器
心の器が小さき人は、何でも人のせいにして自分を守ろうとする傾向があります。
カウンセリングをしていると、時々なんでも人のせいにする人が現れます。
「〇〇のせいでこうなった」「こう言われたからこうしたのに、全然上手くいかなかった」等など、いろいろと愚痴や不満をこぼしてきます。
基本的には愚痴っぽい人は、なんでも外部のせいにして内省する人はいないですね。
ここで、もしも内省ができるとしたら、人のせいにすることはしなくなります。
人のせいする時点で、他人軸で生きていることになります。自分の軸がないから、他者の言うことに振り回されるのです。そして、自分の人生の責任を負わない、無責任な人たちと言えます。
厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、私自身もこの経験を通して、本当にその通りであると実感しているから、上記のことが言えます。
物事を被害的に捉えれば捉えるほど、他責的になります。そして、いつまでもその概念に執着していると、なかなか自分を変えていくということができません。
子供のころに親から愛されなかったり、いじめられたりする経験があると、「自分自身」という存在意義に疑問を感じたり、自信を持てなくなったりします。
しかし、そのような生き方をしてきたことに対して、「変わりたい」「変えていきたい」と、気が付いた時こそ、回復のチャンスです。
人のせいにしたり、外部を責めることはなくなり、過去と距離をとって、そこから新たに人生の出発をしようと決意できれば、そこから全く新しい人生が始まります。
自分自身のやりたいことにチャレンジし、たとえ失敗したとしても、そのことに対して人のせいにすることなく、自分に責任を持てることができたとき、初めて「自分の人生を生きる」ことができるのです。
過去は変えられませんが、未来を変えることはできます。
そして、あなた自身がその過去をどのように捉え直し、どのように人生を再出発するかを考え始めたときこそ、真の人生の歩みが始まります。
さて、いつまで人のせいにして生きていきますか?それとも今からでも人生を歩み直していきますか?
ご一緒に自分軸を見つけていきましょう。